ワーママと娘とのキョリ
昨日大きな地震がありました
私にとって
出産後はじめての地震
つまり
親になってから
はじめての地震でした
*
京都南部に住み、
大阪市内に勤務しています
自宅と保育園のある地域は
震度5と大きな揺れがありました
自分自身は電車に揺られており
まったく揺れを感じなかったのですが
警報アラームがあちらこちらで鳴り
電車は緊急停止
車内は異様な静けさが支配していました
車掌さんのアナウンスで
はっと我に返った私。
真っ先に
娘のことがよぎり
心配で心配で震えそうになりました
大きな揺れで
本能的に恐怖を感じたであろう娘
大丈夫よ、と
抱きしめてやることができない
声をかけることも側にいることも
何もできない
駆けつけることのできない
物質的なキョリを実感し
とてつもない恐ろしさを
感じました
*
近くの駅に降ろされ
途方に暮れました
会社に連絡
子どもがいる人は帰宅せよとの命
ありがたい
ただ家からは
だいぶ離れた駅で降ろされ
バスもタクシーも長蛇の列
そもそも、ここどこ?状態
でもはやく帰らねば
グーグルマップを起動させ
家までの経路を検索・・・
21㎞
徒歩 4時間ちょっと
*
ヒールでしたが
タクシーを拾えることを
期待しつつ歩きました
タクシーはほぼ通らず
たまに通っても賃走中、、
ようやくタクシーを拾えたのは
歩きはじめて3時間後
10㎞程歩いたときでした
*
一生懸命歩いても
自宅に自力で帰るには
半日はかかるのだと分かりました
とってもとっても
恐ろしい事実です
娘に何かあったとき
駆けつけるまで何時間かかるのか
その間の娘のことを思うと
心配と申し訳なさとで
気が狂ってしまいそうです
*
幸い自宅は影響なく
ちょっとにごった水が出た程度でした
余談ですが
台所に置いていた空のペットボトルが
倒れずに立っており驚きました
*
余震がいつあるか分からない中
保育園に預けなければならない現実に
心がとても苦しいです