親なのか、子なのか
親になって
もうすぐ2年。
いや、
出産をしてから
もうすぐ2年。
随分ママ業も
板についてきたと思ってたんだけどなあ。
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先日大通りを歩いていたとき
救急車が通ったんです
とっさに親指を隠していました
そんな自分に
数秒遅れてびっくりしました
私が救急車をみて
親指を隠すようになったのは
確か小学校低学年のころ。
いまだにその日のことは
なぜだか鮮明に覚えていて
それは車の中で
霊柩車とすれ違ったとき
母にこう言われたんです
迷信やけどね
霊柩車が通ったときは
親指を隠すんよ
親を連れて行かないでねって。
お父さんとお母さんは
小指を隠すんよ
子どもたちを連れて行かないでねって。
子ども心に
その母の話が怖かったのか
心にズサっと刺さり
それ以降
霊柩車はもちろんのこと
救急車や消防車が通っても
ぎゅーーーっと
強く手を握り
親指を隠すようになりました
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話は戻って、今日の大通り。
救急車のサイレンをきいて
私が隠すべきは
親指だったのか?
小指だったのか?
もちろん両方隠したい。
ただ、
とっさに親指を隠した自分に
ちょっとびっくりして
笑ってしまいました
小指より親指を優先したとか
そんな次元の話ではなく、
ただ単に
習慣的になんの疑いもなく
親指を隠した自分に
おいおい、
あんたは親になったことを
忘れていたのかい?と。
心の中で
軽くつっこみをいれて
しまったのでした。
しっかりしろよ自分!
そんな昼下がりの出来事でした。